【怪しい?】モンテッソーリ教育とは?6つの特徴と5つの分野を徹底解説

この記事はこんな人におすすめ

・モンテッソーリ教育に対して「怪しいのでは?」と思っている

・モンテッソーリ教育の概要について詳しく知りたい

・モンテッソーリ教育を子育てに導入しようか迷っている

目次

【怪しい?】モンテッソーリ教育とは?6つの特徴と5つの分野を徹底解説

前回の記事では自己紹介がてら私がモンテッソーリ教育を取り入れようと思ったきっかけをお話しました。

しかし、その記事の中で夫とのこんなやり取りがありました。

この夫からの懐疑的な目に対して、論理的な答えを提供しようというシリーズの第一弾が本記事です。

この記事では「モンテッソーリ教育ってそもそも何?」
という疑問について解説していきます。

モンテッソーリ教育とは?

モンテッソーリ教育は、「子どもには自分で自分を教育する、育てる力がある」という「自己教育力」の考えを根底に考えられた教育法です。

「子どもは教えなくても自ら歩こうとしたり、自立に向かい積極的に成長・発達していこうとしている」という前提をもって

その「自発的な力」を発揮できる環境を整えることで子どもは成長するという概念がモンテッソーリ教育です。

一言で言うと
親が口出しするのではなく、
「子どもの自主性を引き出す環境を整えたら見守る」
というのがモンテッソーリ教育の概念ということになるわね!

誰が考案した?モンテッソーリ教育誕生の背景

モンテッソーリ教育は、イタリアの医師であり教育家のマリア・モンテッソーリ(1870-1950)が考案しました。

モンテッソーリ教育が誕生した当初は、障害のある子どもたちへの教育がメインでした。

その後障害児教育で成果のあった感覚教育法を、障害児ではない貧困家庭の教育に応用する機会を得て、そこでも知能向上などの成果が見られました。

その後、マリア・モンテッソーリはローマ大学に再度入学し、教育だけでなく生理学・精神医学の分野も学び、

それまでに得た成果や研究と合わせて、「モンテッソーリ教育」と呼ばれる幼児教育法が確立されました。

そして1929年に国際モンテッソーリ協会(通称 AMI)を開設し、AMIは現在も存続しています。

メソッドの歴史は100年くらいなんだね。

モンテッソーリ教育の基本的な考え方

モンテッソーリ教育の基本的な考え方は、子ども自身が持つ「自己教育力」とその力を存分に発揮できる「環境」、そしてその環境に関わるための方法を知ることが必要とされています。

つまり、大人の思う教育に子どもを当てはめるのではなく、

子どもの自発的な動きや興味、発達段階によって環境を整え、子どもと環境を「結びつける」ことで子どもの成長発達を促すのがモンテッソーリ教育の基本的な考え方です。

大人が積極的に関わるって感じじゃないんだね。

モンテッソーリ教育の対象

日本では、学校教育が自由化されておらず、小学校以上の教育機関で取り入れるのが難しい現状があるため

モンテッソーリ教育=幼児期

というイメージがありますが、本来は幼児期だけの教育法ではありません。

0~24歳までを対象としており、6歳ごとの4つの発達段階で区切って考えています。

スクロールできます
年齢発達段階
0~6歳乳幼児期
6~12歳児童期
12~18歳思春期
18~24歳青年期
モンテそーり教育における発達段階

その中でも、「0~6歳の間は、その後の長い人生を生きていくのに必要な、80%の能力が備わる、もっとも大切な時期である」とモンテッソーリ本人が語っています。

モンテッソーリ教育の現状

モンテッソーリ教育の現状:アメリカ

世界もしくは日本ではどのようにモンテッソーリ教育が普及しているの?

まずアメリカでは数千のモンテッソーリスクールが存在すると言われています。

アメリカの教育省(U.S. Department of Education)のHPから国立教育統計センターへアクセスし、モンテッソーリと名の付く学校を検索してみると2023年7月現在で1910校の学校がヒットしました。

2021年9月時点でのアメリカの大学の数は、全米各地に約4,000以上存在するとされています(公立大学、私立大学、コミュニティカレッジ、短期大学、総合大学、専門職大学など含む)。

2012 年度の学校数は、下級ハイスクール 2,810 校、ミドルスクール 13,061 校、6 年制小学校 10,415 校、5 年制小学校25,257 校、3 年制の上級ハイスクール 662 校、4 年制ハイスクール 15,995 校となっており、合計で68,200校

大学も含むと約72,200の学校があるとことになります。

7万のうちの数千って多いんだか少ないんだかよくわからないね。
多いから良いものってわけでもないんだろうけど、、、

モンテッソーリ教育の現状:ヨーロッパ

ヨーロッパ全体でのモンテッソーリ教育の普及については、国によって異なる状況がありますが、一般的に言えばモンテッソーリ教育はヨーロッパ各地で広く受け入れられています。

特にスウェーデン・ノルウェー・デンマークのスカンジナビア諸国やオランダ、スペイン、イギリスなどでは、モンテッソーリ教育の普及が進んでおり、多くの教育機関がこの教育法を採用しています。

また、ヨーロッパ全体で教育に対する多様性と選択肢の重視が高まっていることも、モンテッソーリ教育の普及に寄与したと言われています。

モンテッソーリ教育の現状:日本

日本におけるモンテッソーリスクールの数は把握されていませんが、日本モンテッソーリ総合研究所によると2022年4月現在全国で136か所のモンテッソーリスクールが存在するとされています。

日本で言うモンテッソーリスクールとはいわゆる幼稚園を意味し、小学校以上のカテゴリーでのモンテッソーリスクールは3か所しかないと言われています。

  • ザ・モンテッソーリ・スクール・オブ・トウキョウ
  • マリア・モンテッソーリ・エレメンタリースクール
  • 東京モンテッソーリスクール

沿革や基本的な概念は大体わかったよ!
もう少し具体的にどんな特徴を持った教育法なのか知りたいな!

特徴を6つにまとめて解説するわね!
ただ、特徴を説明する前に、事前に知っておくべき言葉があるから先に説明するわね!
これを先に知っておくか否かで、特徴の理解度が違うからね!

モンテッソーリ教育を語る上で知るべき言葉

モンテッソーリ教育の特徴の前に
共通言語としての言葉の解説をした方が理解しやすいので
モンテッソーリ教育を語る上で知っておくべき言葉
を先に解説するわね!

モンテッソーリ教育を語る上で知るべき言葉①敏感期


敏感期とは、もともとは生物学の用語で、生物の幼少期に出現する、特定の対象への強い感受性のことです。

蝶の幼虫が生まれてすぐの短期間だけ、光に強い感受性を持つことを、ユーゴ・ド・フリースが発見しました。

高校の生物で習ったよね!
光感受性が高いから、太陽の方=植物の上の方に向かう
植物の上の方には柔らかい新芽があるから生まれたての幼虫でも食べられる
みたいなやつね!

そうそう!
感受性が低くなるころには大きくなっているから新芽じゃなくても食べられるってやつね!
蝶の幼虫の話を例にしたけど、他の生物にとっても感受性の強い時期=敏感期があると言われているわ!

モンテッソーリは観察を通して、乳幼児期の子ども達にも敏感期があることを発見しました。
子どもにおける敏感期とは、ある特定のものへの凄まじい興味関心のことで、この時期に適切な環境を整えることが我々大人に出来る子どもへの最大の援助とされています。

モンテッソーリ教育を語る上で知るべき言葉②教具

教具って何?

いわゆるおもちゃのことね!
ただ、おもちゃのように楽しいだけのものとは違って、ある特定の能力を習得するために緻密に考えられたものを指して「教具」と呼ばれているわ!

モンテッソーリ教育の教具は

  • 子どもの興味を引きやすい
  • 子どもが扱いやすい
  • 子どもが自分で間違いに気付き、訂正しやすい

などの特徴があります。

モンテッソーリ教育を語る上で知るべき言葉③おしごと

モンテッソーリ教育では、教具を使って作業する時間を「おしごと」と呼んでいます。

大人の仕事や、家でのお手伝いとは意味が違うってことね!

モンテッソーリ教育を語る上で知るべき言葉④提示

提示とは、教具の使い方を見せることです。

子どもにやり方を示すために、普段の4倍の時間をかけて見せるようなイメージで行います。

日本におけるモンテッソーリ教育の特徴6つ

日本において、モンテッソーリ教育が学校教育において広く取り入れられているわけではなく、小学校入学前の幼児教育としてよく取り入れられています。

あまりなじみのないモンテッソーリ教育ですが、従来の教育とは異なり発達段階に合わせた教育となっています。

またモンテッソーリ教育が成立するためには「環境」「教具」「教員」が必要と言われています。

そのようなモンテッソーリ教育を取り入れている幼稚園の特徴について「行事が少なめ」、「発達段階に合わせた教育」、「環境の整備」、「おしごとの時間」、「教具の使用」の5つをご紹介します。

モンテッソーリ教育の特徴①行事が少ない

通常の幼稚園保育園ではさまざまな行事が開催されますが、モンテッソーリ教育では行事が少ないと言われています。

モンテッソーリ教育では「日常生活」を大事にする考え方があります。

そのため、運動会やクリスマスなども発表のための練習などはせず、控えめに行われることが多い傾向にあります。

なんで日常生活を大切にしているの?
日常生活を大切にしてても行事はできるでしょ?

行事の準備など、大人の決めたことに時間を使うよりも、子どものやりたいことを好きなだけやらせてあげたいという考えからじゃないかしら。おしごとの時間はなるべく長いほうが良いとされているからね。

モンテッソーリ教育の特徴②「おしごと」の時間がある

さっき言葉の定義で解説していたやつだね!

モンテッソーリ教育においての教具を使った活動の目的は、子ども自身の自己形成です。

通常のおもちゃを利用した一般的な遊びと区別する為に「おしごと」の時間と表現されています。

モンテッソーリ教育の特徴③敏感期を逃さない教育

モンテッソーリ教育では、発達段階の特徴で乳幼児期を2つの時期に分けています。

0歳から6歳までを、0〜3歳までの前期と3〜6歳までの後期にわけて考えています。

それぞれの時期に現れる発達段階における「敏感期」と呼ばれる自己教育の具体的な表れに合わせて環境を用意します。

ある事柄に対しての感受性が高まっている時期のことを指して、モンテッソーリ教育では「敏感期」という言葉を使っています。

サッカーでいうゴールデンエイジのことね!
確かにあることを体得するのに最も適した時期があることは
スポーツ界でも言われていることだね

そうね!
敏感期を逃さないという意味で発達段階に合わせた教育という意味ですね!

モンテッソーリ教育では

  • 運動の敏感期
  • 感覚の敏感期
  • 言語の敏感期
  • 数の敏感期
  • 文化の敏感期

など様々なことに対する敏感期を明確にしており、敏感期を逃さないように教育することを目指しています。

モンテッソーリ教育の特徴④環境の整備

モンテッソーリ教育を実践するには「整えられた環境」の整備が必要となります。

「整えられた環境」とは、次の4つの要素を満たすことで実現します。

  1. 「子どもが自ら教具を選べること」
  2. 「子ども自身が「面白そう」と興味を持つような教具があること」
  3. 「社会性や協調性が促される、年齢縦断的な「縦割り保育」のクラス編成ができること」
  4. 「子供一人ひとりの発達段階に応じた環境を整備し、自己形成を助ける教師」

です。

モンテッソーリ教育の特徴⑤教師の役割にも違いがある

モンテッソーリ教育における大人や教師の役割は一般的な教師とは異なり、周りの大人や教師が子どもの成長を「見守る」ことが基本スタンスです。

あくまでも子どもの自主性を尊重し、見守りながら「今、子どもたちに何が必要か」を注意深く観察し適切な教育を考えます。

そのような教師を育成する教員養成も重要なこととされ、教員資格も確立されています。

モンテッソーリ教育の特徴⑥教具の使用

モンテッソーリ教育では個性的な教具を使用します。

子どもは見聞きではなく、実際に体を動かすことで様々なことを学びます。

モンテッソーリ教具は身体全体で学び興味を追求する活動のための道具のことを指します。

下記で解説する5つの分野に沿って開発された教具は、子どもの知的好奇心を引き出し、遊びながらも次の学びを引き出すと言われています。

モンテッソーリ教育の5つの分野

先ほど敏感期の解説で、敏感期には

  • 運動の敏感期
  • 感覚の敏感期
  • 言語の敏感期
  • 数の敏感期
  • 文化の敏感期

の5つがあることに触れましたが、モンテッソーリ教育には敏感期に対応する5つの分野があります。

それぞれについて紹介していきます。

モンテッソーリ教育の分野①日常生活

モンテッソーリ教育における日常生活の分野とは、日常生活の練習のことです。

日常生活の練習の目的は、身体運動の獲得です。

子どもは大人の真似をし、体の動かし方を学びます。

特に1~2歳が運動の敏感期にあたり、手指のコントロールを身につけていきます。

子どもは自分の身体を思う通りにコントロール出来るようになることで、自分のことは自分でするようになり、自信と自立心につながると考えられています。

モンテッソーリ教育の分野②感覚

モンテッソーリ教育では、3歳以降を「感覚の敏感期」としています。

3歳になれば多くの感覚器官が発達しており、外界からの感覚刺激に対して敏感になっているのです。

感覚教育により、脳の前頭葉が活動して「ものを観察する能力」や「ものを考える方法」を身につけていきます。

そしてそれは「言語・算数・文化教育」などの知的教育分野の基礎となります。

モンテッソーリ教育の分野③言語

モンテッソーリ教育では、言語教育も重要な分野のひとつと考えられています。

子どもはもともと言語を持って生まれてきていません。

自分の「言語の敏感期」に合わせて周りの言語や環境により母国語を習得していきます。

言葉の量や質は環境に左右されやすく、発達段階に合わせて語彙を豊かにしていきます。

モンテッソーリ教育では、絵本や絵カード文字カードなどの「教具」を活用し、「話す」「読む」「書く」の作業を通して語彙を豊かにすることを目指します。

モンテッソーリ教育の分野④算数

幼児期には大きさや量に興味を示す「数の敏感期」が表れます。

算数教育は主に算数教具を利用して進めます。

数の感覚から抽象、抽象から具体へ導くよう促します。教具を利用することでただ単に数を数えるだけでなく、具体的なものとして扱えるようになります。

モンテッソーリ教育の分野⑤文化

文化教育は、「ことば」と「かず」以外の、子どもが興味をもつ幅広いテーマを扱う分野です。

具体的には、理科や社会に相当する内容で、歴史や地理地学、社会動植物といったものです。また、美術や音楽など知識ではなく身近なものとして体験して感じることで、文化として獲得していきます。子どもの知りたい欲求や興味のあるものを大事にしておくのです。

まとめ

この記事はモンテッソーリ教育って何?という疑問に対して、モンテッソーリ教育の概要を解説しました。

一言で言うと
親が口出しするのではなく、
「子どもの自主性を引き出す環境を整えたら見守る」
というのがモンテッソーリ教育の基本ね!

モンテッソーリ教育がどういうものかは何となく概要は分かったよ。
でもこの教育をやることでどういう効果があるの?

次の記事ではモンテッソーリ教育の効果について解説します。

また、子育て世帯の方向けに以下の記事も掲載しています。

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この記事を書いた人

子育て・投資・育休・節税について情報発信
学生結婚→社会人1年目で第一子誕生×妻育児休業
非課税投資の手続きの煩雑さに挫折しながらなんとか結婚三年で株式資産のみで650万円を突破、結婚4年で850万円を突破、現在5年目で1000万を目指しています。
そして、兄弟友人向けに投資初心者が未経験から非課金制度をフル活用するまでの最短ルート最適ルートをブログで解説。
1人でも多くの方の役にたつように、魂を込めて書いています。

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