【意味ない?】早期教育のエビデンスを12の論文を用いて解説!

この記事はこんな人におすすめ

・子どもに習い事をさせたいと考えている

・早期教育の意義について知りたい

・早期教育のエビデンスについて知りたい

目次

【意味ない?】早期教育のエビデンスを12の論文を用いて解説!

小学校に入る前に行われる早期教育ですが、早期教育を調べると「ストレス」「意味ない」といったネガティブな検索ワードが出てくきます。

早期教育についての議論はyoutube含め様々な場面でなされています。

「何のための早期教育なのか?」という目的がはっきりしていないと意味があるかどうかの定義も違ってくるわよね

「周りと一緒じゃないと不安だから」という親の精神安定が目的だったら、親が安心できるなら早期教育には意味があるってことになっちゃうしね

この記事では早期教育が子どもに及ぼす影響のエビデンスを提示して、「早期教育には何らかの効果があるのか?」を解説します。

早期教育の定義

そもそも早期教育の定義って何?

早期教育の定義は以下の通りでした。

早期教育とは受験などを念頭におき、知識や一定の能力の獲得を先取りするような教育のことを指す。

なるほど。じゃあ早期教育、つまり先取り教育はやった方がいいの?

「何をやるかによる」というのが今の見方ね!
人気の習い事からみてみましょう。

株式会社学研ホールディングスの学研教育総合研究所の調査によると、就学前の子どもの習い事の人気ランキングは以下の通りでした。

第1位 :水泳
第2位 :音楽教室
第3位 :学習塾
第4位 :通信教育
第5位 :英語・英会話教室
第6位 :体操教室
第7位 :習字・書道
第8位 :そろばん
第9位 :サッカー・フットサル
第10位:ダンス(バレエ以外)
第11位:その他のスポーツ教室
第12位:武道(剣道・空手など)
第13位:バスケットボール
第14位:バレエ
第15位:プログラミングスクール・ロボット教室

この調査は幼稚園に通う4~6歳の幼児を各年齢各性別で100人ずつ、合計600人と保育園に通う4~6歳の幼児を各年齢各性別で100人ずつ、合計600人、総合計で1200人を対象とした調査です。

習い事をしている子どもの割合は、全体平均で56.1%で、何もしていない割合は43.9%でした。

半数以上が何かしらの習い事をしているんだね!

上のランキングを参考にして
・英語
・勉強(IQ)
・運動
の3つに関して、早期教育に意味が
あるのかを検討してみましょう!

早期教育の効果①英語・英会話の場合

日本の幼児期もしくは小学校段階で英会話教室に通塾した効果と英語学力との関係を調査した報告があります。

英語の早期教育には効果があるのか?ってことね!
結果はどうだったの?

結論として、英会話塾は中学校段階での英語の成績に効果はなかったの!

この研究は親の学力や家庭の年収、子どもへの教育期待などを全て一致させ、英語学習以外の交絡因子の影響を排除して英語の早期教育の効果を研究しています。

その結果、中学校1年生の1学期試験から、既習者と未習者では成績に差はありませんでした。

中学校までの英語の早期教育を受けたかどうかに関わらず、家庭での学習習慣がない生徒は、英語だけではなく、数学も理科も国語も社会もどんどん成績が下がるという結果になりました。

この研究は対象がお茶の水女子大学付属中学に通う中学生だよね?
この学校の偏差値は66くらいで、比較的学力の高い小学生が受験を経て入るところでしょ?
既に受験である程度選別されたから差がなかったという可能性もあるんじゃない?

確かにそういう批判的な見方は重要よね!
でも早期教育としての英語教育の効果を示したエビデンスの一つであることもまた事実ね。

まぁこの研究の結果だけみれば、英語の早期学習よりむしろ
家庭での勉強習慣の方が成績に影響を与えるってことになるよね!

この研究の他にも、カナダのトロント大学の報告でも早期教育としても英語学習の効果は否定されています。

この研究では、日本からトロントに移住した家族の子ども(幼児・児童・生徒)80名を10年間、追跡調査し、英語能力がどのように変化したのかを報告しています。

どんな結果だったの?
年齢が若いほど、英語に慣れるのに時間がかからないんじゃない?

この報告の結果は
①家庭では日本語を使っていたのに、滞在年数が長くなると日本語力は低下した
②英語による会話能力は何歳で移住しても約1年半で現地の人並になった
③英語読解力は何歳で移住しても適応するのに時間がかかり、特に幼児期に移住した子どもは適応に時間がかかった
という結果を報告しているわ!

この報告では、英語で考える力、英語読解力は適応(上の図で偏差値50になるの)に平均8年半掛かったと報告されています。

その中でも適応にかかった時間を分けると以下のようになりました。

  1. 1年半で最も早く現地並の読解力になった群⇒小学校3年生(9歳前後)で移住した子ども
  2. 1年8か月で現地並の読解力になった群⇒小学校6年生(12歳前後)で移住した子ども
  3. 現地並の読解力になるのに11年半かかった群⇒幼児期に移住した子ども

「早期から英語に触れたほうが英語が身につく」
という日本のイメージとは真逆で
幼児期にカナダに移住した子どもが、一番習得に時間がかかったという結果だったのね!

9歳の子が習得に1年半だから10歳半
12歳の子が習得に約2年だから14歳
3歳の子が習得に11年半だから約12歳半
といったように現地並になる年齢は結局あまり変わらなかったのよね!

幼児期に移住した子ども、あるいは現地で生まれた子どもは「グラフの立ち上がりは早いが、現地並みになるには平均11年半もかかる」ということはこの子たちは現地並になるまでの期間、英語で行われる授業に付いていけないということを意味します。

それを裏付けるように、幼児期から現地に行った子ども達は算数を除いた他の教科は、学習困難児・遅滞児になってしまったとされ、学業成績が一番高かったのは、中学から行った子ども達であったと報告されています。

なぜ幼児期から英語に触れても習得に至る期間はあまり変わらないの?

それはカミンズというトロント大学の教授の相互依存モデルという理論で説明されているわ!

上の図は2つの氷山が、水面上ではそれぞれ独立した存在に見えますが、水面下では相互に融合している様子が描かれています。


それと同じように、2つの言語は語彙や文法、文字や発音など表面的な部分にそれぞれ独自の特徴があるため、表面上独立して存在しているように見えますが、実は2言語は思考や認知など深い部分において共通しているといい理論があります。

その水面下の共有部分がCommon Underlying Proficiency(共通基底能力)です。

つまり、日本語の土台(水面下に隠れている部分)を成熟させることが英語の習得にも影響するということね!

だから幼児期に移住した子どもが水面下の土台が成熟してなかったから英語の習得にも時間がかかったということなんだね!

なおかつ、未成熟な英語で他の教科の授業も受けるから学力が下がってしまったということね!

早期教育の効果②勉強・学習塾の場合

勉強・学習塾に早期から通わせることに意味があるのか?という疑問についてです。

ここではIQが上がるかどうかということに注目して話を勧めます。

IQと早期学習の関連について調べた論文を紹介します。

How to Make a Young Child Smarter: Evidence From the Database of Raising Intelligence

直訳すると「幼い子供を賢くする方法」という論文で2013年にニューヨーク大学から出されている論文です。

この研究では、
「子供の知能を上げるには?」
という疑問を解決するために未就学の幼児を対象として質の高い論文(RCT)を集めて、とっても質の高い論文(SR)を作っています。

で、その結果どうだったの?

1.Supplementing infants with long-chain polyunsaturated fatty acids
2.enrolling children in early educational interventions
3.reading to children in an interactive manner
4.sending children to preschool
には子どもの知能指数IQを高める効果がある

いや、日本語でお願いします。

1.長鎖多価不飽和脂肪酸を子どもが食べること
2.早期教育介入に子どもを参加させること
3.インタラクティブ読書をすること
4.幼稚園(保育園)に入園させること
には子どもの知能指数を高める効果がある
ということね!

早期教育にはIQ高める効果があるってことだね!

表面上効果があると言っていますが、中身を見ると早期教育そのもの自体には効果がないと結論付けています。

論文では、早期教育そのものではなく、早期教育を受けるために先生や仲間と交流すること(人間関係を構築すること)がIQに影響すると述べられています。

考察では、「複雑な環境に適応しようとすることが脳に影響したのでは」と考察されています。

複雑な環境とは、関わる人が多く(大人や子供、毎日違う人と関わり)、それらの人とやることが違う(ある時は勉強、ある時は遊び)という環境のことを指しています。

それでいうと、さっきの1~4のうち2~4は人間関係とも言い換えられるから、人間関係がIQに影響すると言い換えられるわね!

IQに影響を及ぼすのは学習よりも人間関係

このほかにも人間関係がIQに影響を及ぼすという論文は散見されます。

Could Peers Influence Intelligence during Adolescence? An Exploratory Study

この論文では12才時点の友人のIQが、15才の時点での子ども本人IQと強い相関があったと結論を述べています。

12歳の時に頭がいい友人と付き合ってれば、自分のIQも上がるかもしれないってこと?

いろいろな文献を加味すると、一人の友人がというよりは、質の高い母集団の中で交流することが子どもにとっていい気はするわね!

集団のなかの人がみんなIQ高かったら、そこでできた親友もIQが高いということになるってことか!

ちなみにこの論文では、数値に影響を与えそうな9つの要素も調整されており、両親のIQ、教育レベル、家庭環境などの要素を取り除いた上でも、友人のIQは本人のIQに影響を与えると結論付けています。

早期教育にはIQを高める効果はないとするならば

これらの先行研究から結論をだすと、「能力や知識の先取りである早期教育は子どもを賢くする効果があるとは言えない」ということです。

じゃあ何が子どものためになるの?
子どものために親ができることって何?

結論、一緒に過ごしてたくさん遊ぶことね!
面白い調査結果があるわ!

お茶の水女子大学名誉教授の内田信子さんのグループが行った調査では、優秀な子を持つ親が、子どもが幼少期の時代に何を意識して子どもに接していたかが調査されました。

この調査では受験偏差値68以上の難関大学・学部を卒業して難関試験(司法書士や国家公務員試験・調査官試験・医師国家試験など)を突破した子どもをもつ親300名以上が対象となりました。

その結果、「思いっ切り遊ばせた」「一緒に遊んだ」「趣味や好きなことに集中して取り組ませた」と答えた親が多く、絵本の読み聞かせも十分に行っていたことが分かりました。

この調査の内容は、以下の著書から引用しています。

そりゃあ一緒に遊んだほうが良いかもしれないけど、
遊びが原因で子供が優秀になったとも言い切れないんじゃないの?
頭の良さは遺伝で決まるとか聞いたことあるよ?

では、遺伝がどの程度子どもに影響するか見てみましょう!

子供のIQ・性格と遺伝との関係

GENETICS OF BEHAVIOR: FROM EVIDENCES OF TWIN STUDIES

遺伝が子どもにどの程度影響するか?という疑問を調査した研究を集めた研究です。

遺伝が子どもに及ぼす影響について調べる方法の代表的なものに「双子研究」があります。

子供に影響を及ぼす要因を

  1. 遺伝
  2. 共有環境(広義の家庭環境)
  3. 非共有環境(家庭以外の環境)

の3つにカテゴライズして、それぞれがどの程度の割合で影響するのかを調査しました。

家庭以外の環境って具体的にどういうこと?

・兄弟姉妹構成の何番目か
・友達などの親以外との関係性
などね!

その結果、

  • 遺伝の影響はおおむね50% 程度の個人差を説明し、環境要因の大部分は非共有環境である
  • 子ども期は、大人期と比べて共有環境の影響が大きく出る時期でもあるということです。

ということが分かりました。

・半分は遺伝
・遺伝以外の要因は、親との関係ではなく友人との関係
・子ども時代は親との関係の割合が大人より高い
ということね!
詳細を見てみましょう!

遺伝が子どもに及ぼす影響①一般知能

一般知能とはIQのことであり、4つの指標得点(言語理解、知覚推理、ワーキングメモリー、処理速度)から算出します。(ウェクスラー式知能検査の場合)

年齢が進むにつれて、遺伝の割合が多くなっていくんだね!

幼少期には遺伝以外の割合が60%以上ありますが、大人になると遺伝の割合が60%以上になります。

以前の記事やこの結果からも、幼少期における早期教育はIQを上げるが、成長とともにすぐに追いつかれるということが言えます。

以前の記事はこちらでご紹介しています。

遺伝が子どもに及ぼす影響②才能

才能に関してはグラフ全体に占める青の割合が多いね!

特に音楽・数学・スポーツ・執筆は、遺伝が占める割合が80%を超えています。

一方で家庭が及ぼす影響(オレンジ・共有環境)は外国語以外ありません。

このことからも家庭における早期教育が才能に影響することはほぼないと言えるでしょう。

一方で、非共有環境が少ないけども影響を及ぼすということは、優秀な指導者や優秀な友人がいる環境で習い事をすることは家でやるよりは効果が期待できるでしょう。

遺伝が子どもに及ぼす影響③学業成績(日本の小学生)

一般知能や才能はほとんどが遺伝要因だったのに
学業成績はオレンジの割合が多いよね!

IQや才能は遺伝の要因が80%を超えることもありましたが、学校の成績は遺伝の要因は半分程度です。

このことから、IQや才能が低くとも、学校の成績くらいは家庭での勉強習慣などである程度は上げることが出来ると言えます。

学校の成績が良いと子供の幸福度が上がるという研究もあり、勉強習慣を身に着けさせるということは一定の効果があるかもしれません。

学業成績と子供の幸福度についてはこちらの記事で紹介しています。

遺伝が子どもに及ぼす影響④学業成績(アメリカの高校生)

遺伝が子どもに及ぼす影響⑤パーソナリティ

一卵性双生児の類似性がことごとく二卵性双生児の類似性を上回ることから、身長や体重などの体の特徴と同じように、性格などの心の特徴も遺伝の影響を受けていることが明らかになりました。

オレンジ色の共有環境、つまり家庭環境がグラフからなくなっているね!

このことからも、子どもの性格には
・親のしつけ
・親子の関わり
などの家庭環境は関係しないということが分かるわね!

半分は遺伝というのは、言い換えれば、半分は非共有環境、つまり友達関係によって子供の性格は変わるということです。

子どもの性格を自分よりも優しい・親切・積極性があるなどになってほしいと望むなら、子どもをそういう環境(優しい人・親切な人・積極的な人が多い幼稚園・学校)に置くということが有効かもしれません。

少なくとも家庭で性格を矯正するよりはよほど効果が期待できます。

遺伝が子どもに及ぼす影響⑥パーソナリティ

このグラフは今までで一番グレーの部分が多いね!

「自己超越性」とは、自分以外の人や物、環境に対する共感性の強さや敏感性と関連のある項目です。 たとえば、怪我をしている他人を見かけた際に、本来は自分は痛くないにも関わらず、その痛みを感じやすいかどうか(共感しやすいかどうか)に関係するようです。

相手の気持ちになって考えるってことね!

「自己志向性」とは、各個人が選択した目的や価値観に従って、状況に合う行動を自ら統制し、調整し、調節する能力に関わる特性です。

目的に向かって自分を律するということだね!

「新規性追求」とは、新たな出来事に興味や関心を持ち、様々なことにチャレンジしていこうとすることです。

つまり、これらのような特徴を持った性格に子供を育てたいのであれば、家庭での影響はほぼないため、良い友達のいる環境に子供を放り込んであげるのが良いでしょう。

遺伝で半分決まるということが子育てをさぼる理由にはならない

今回の研究では、子どもの能力や性格は遺伝によって決まる割合が多いということが分かりました。

言い換えれば、家庭環境の違いが個人差に影響を少なからず持つということです。

  • 勉強をする習慣を身につけさせるかさせないか
  • 学業的なことへの関心を重視するのか
  • それ以外のことへの関心を大切にするのか
  • 本や家庭教師にお金を払うか

など、家庭環境や親の関わり方の違いが、子ども期の認知発達にはっきりした違いとなって効果を及ぼすのは確かなようです。

一方で、そうした家庭環境の効果が残念ながら一生モノではない、つまり大人になると少なくなったり、全くなくなってしまうこともまた事実です。

さらに家庭環境や親の子育ての影響は、子ども自身の遺伝的素因と複雑な交互作用を示しています。

その具体的な事例として、こちらの論文があります。

Hyperactivity/inattention problems moderate environmental but not genetic mediation between negative parenting and conduct problems.

「親が厳しい⇒子どもに問題行動が出やすい」といわれることが多いですが、「子供が問題行動を起こすから親が厳しくなる」という逆の順序なんじゃないの?という疑問について調査したのがこちらの論文です。

約1700組の双子が研究対象となり、6歳時のデータを用いて、遺伝的にADHD傾向の高いグループと低いグループに分けられました。

そして両方のグループで、「親がネガティブな養育態度をとる」と問題行動が増えるかどうかを検証しました。

その結果、
子どもが遺伝的にADHD傾向の高いグループの親はネガティヴな子育てをしてしまいがちである
ということが分かりました。

更に、子どもが遺伝的に多動性が高かった場合、親が子どもの多動不注意傾向に引きずられてネガティヴな養育態度をとるほど、子どもが行為問題を頻発する傾向があることが示されました。

遺伝的に落ち着きがないと
親も叱りがちになって
その叱るという行動が
更なる問題行動を引き起こす
という悪循環になるんだね。

落ち着きのなさ(遺伝要因)×叱る行動(環境要因)
が複雑にかけ合わさって、子どもの特性が出来ているという例ね!

運動と早期教育の関係

先ほどの遺伝とスポーツの関係をみると、スポーツが上手くいくかどうかは80%以上が遺伝で決まるとされていました。

じゃあ、早くから特定のスポーツをやる早期教育に意味はないということだね!

一方で、子どもの正常発達においてはある感覚を習得する上での臨界期があります。

ただし、ある特定のスポーツをすることが、その後の競技成績につながるというエビデンスはありませんし、むしろ大成しないというエビデンスがあるくらいでした。

臨界期についてはこちらの記事で解説しています。

また、幼少期に多様なスポーツをすることと、多様な運動をすることは違います。

それについてはこちらの記事で解説しています。

NATIONAL STRENGTH AND CONDITIONING ASSOCIATION POSITION STATEMENT ON LONG-TERM ATHLETIC DEVELOPMENT

もっと言えば、遺伝で運動の向き不向きが決まっていたとしても、向いている人がそのスポーツをしているかは分かりませんし、そもそも運動が得意だからと言って好きになるかも分かりません。

そのスポーツが向いていて、そのスポーツを始めていたとしても、正しい練習・正しい努力・正しい理論を勉強した指導者の下で、正しい努力を継続して続けられるかもわかりません。

そもそもスポーツで成功することが子どもの幸せになるかどうかも分かりません。

子供の幸福をゴールとするのであれば、重要なのは運動習慣であり、スポーツで稼ぐことではありません。

それに関するエビデンスは複数報告されています。

Physical activity prevents almost four million early deaths worldwide each year(ケンブリッジ大学 2020年6月18日)

Use of the prevented fraction for the population to determine deaths averted by existing prevalence of physical activity: a descriptive study(The Lancet Global Health 2020年7月)

Keeping active or becoming more active in middle and older age linked to longer life(BMJ 2019年6月26日)

Physical activity, even in small amounts, benefits both physical and psychological well-being(ケンブリッジ大学 2017年1月5日)

Happier People Live More Active Lives: Using Smartphones to Link Happiness and Physical Activity(PLOS ONE 2017年1月4日)

まとめ

この記事では早期教育が子どもに及ぼす影響のエビデンスを提示して、早期教育が意味があるのかどうかを解説しました。

人気のある習い事でいうと
英語⇒英語の学業成績、英語読解力について効果はない
IQ⇒効果はない
スポーツ⇒早期から特定のスポーツを特化させることに意味はない
ということだったね!

なにより、親が自分の安心のために習い事を子どもに強制することに意味はなさそうという結果が出たわね!
金銭的に余裕があればそれでもいいけど、家計に占める教育費の割合が多い家庭は、早期教育よりも別のことにお金を回した方が家族全員が幸せになりそうね!

家計に占める教育費の割合の詳細はこちらの記事で解説しています。

また、子育て世帯の方向けに以下の記事も掲載しています。

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この記事を書いた人

子育て・投資・育休・節税について情報発信
学生結婚→社会人1年目で第一子誕生×妻育児休業
非課税投資の手続きの煩雑さに挫折しながらなんとか結婚三年で株式資産のみで650万円を突破、結婚4年で850万円を突破、現在5年目で1000万を目指しています。
そして、兄弟友人向けに投資初心者が未経験から非課金制度をフル活用するまでの最短ルート最適ルートをブログで解説。
1人でも多くの方の役にたつように、魂を込めて書いています。

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