・子どもが生まれたので、マイナンバーカードの発行方法が知りたい
・子どもが生まれたのでジュニアNISAを始めたいけど、何から手を付けていいか分からない
ジュニアNISAで投資を始める前に!子供のマイナンバーカード作成手順!
この記事では証券口座を開設する前にマイナンバーカードを発行する理由と手順について解説します。
子供が生まれてジュニアNISAを始めたいんだけど、手続きが面倒だって聞くわね。何から始めればいいのかしら?
確かにジュニアNISAの手続きが面倒と感じている人は多いみたいです。
そもそも証券口座を持つ場合はマイナンバーの提出が義務なんだけど、
これから行っていく手続きが楽になるからという理由でも最初にマイナンバーカードを発行することをおすすめしているよ!
マイナンバーカードを発行する理由
そもそもマイナンバーとは、住民票を持つ日本国内の全住民に付番される12桁の番号で、正式には個人番号と言います。
そしてマイナンバーカードとは、個人番号を証明する書類や本人確認の際の公的な本人確認書類として利用でき、また、様々な行政サービスを受けることができるようになるICカードのことです。
一般的なメリット
マイナンバーカードを作成することの一般的なメリットは以下の通りです。
- 保険証が不要になる
- ふるさと納税が簡単になる
- 公的年金の確認が可能になる
- コンビニで各種証明書が取得できる
- 電子申告で青色申告が可能になる
しかし、今回はジュニアNISAなどの投資に関わるメリットを優先して解説します。
ジュニアNISAなどの投資に関わるメリット
この記事のメインはこちらです。ジュニアNISAなどの投資に関わるマイナンバーカードのメリットは以下の通りです。
- 証券口座の開設のために必要な子ども名義の銀行口座開設の手続きがオンラインのみで可能になる
- 証券口座の開設の際の入力手続きが省略できる
- 子供のジュニアNISA口座開設申込の際に必要な住民票発行が楽になる
- マイナポイントがもらえる
4はおまけのようなものですが、1~3は非常に重要です。
1.子ども名義の銀行口座開設の手続きがオンラインのみで可能になる
1に関しては、楽天銀行での口座開設をお勧めしており、楽天証券をおすすめする理由はこちらの記事で解説しています。
⇒【2023年4月のおすすめ】子供用銀行口座を利率と手数料で比較!
マイナンバーカードがあれば健康保険証を合わせてオンラインで本人確認書類の提出が可能です。マイナンバーカードがない場合は戸籍謄本の原本を郵送する必要があり、役所に行く手間と郵送する手間がかかります。
オンラインで手続きが完結するならその方が楽よね!
2.証券口座の開設の際の入力手続きが省略できる
証券口座をを開設する際にもマイナンバーカードがあると便利です。
証券会社はSBI証券をおすすめしており、その理由はこちらの記事で解説しています。
⇒【第五歩】期限迫る!子育て世帯が非課税投資をジュニアNISAから始める理由と始め方
SBI証券では本人確認書類の提出をWEB上で行うことができるのですが、マイナンバーカードがあればそれ一枚でOKなのですが、通知カードだとそのほかにも本人確認書類を用意する必要があります。
3.ジュニアNISA口座開設申込の際に必要な住民票発行が楽になる
証券口座開設の際にマイナンバー記載の住民票が必要なのです。
マイナンバーカードがあればコンビニで発行可能ですが、ない場合は平日の昼間に仕事を休んで役所へ行かなければなりません。
少しでも手間を減らして挫折しないようにするためにもまずはマイナンバーカードを作成しておくのがいいってことね!
子供のマイナンバーカード発行手順
子供が生まれてからマイナンバーカードを発行するまでの手続きはどうやって進めたらいいの?
生まれた子どものマイナンバーは、出生届を出した時点で付与されます。
しかし、マイナンバー「カード」は発行の手続きをしないと発行されません。
マイナンバー「カード」を発行するまでの手順は以下の通りです。
基本的な流れは上記画像の通りです。
交付申請書は出生届を出してから約2週間ほどで郵送で自宅に届きます。
オンライン申請をすることで、自宅にいながらマイナンバーカードの申請が可能です。子供本人の顔写真が必要なのであらかじめ撮影しておきましょう。申請後1か月程度で交付通知書が郵送されています。
交付通知書とは、マイナンバーカードの交付準備ができたことをお知らせするはがきです。
届いた交付通知書と本人確認書類を持参の上、交付通知書に記載されている交付場所にてマイナンバーカードの受け取りを行いましょう。
カードの受取は子ども本人を連れていく必要があります。
オンライン申請なら
・スマートフォン
・交付申請書
さえあれば役所に行かなくても申請可能です!
【画像あり】子どものマイナンバーカードの発行の手順解説
①:交付申請書がある場合はQRコードを読み取ります。交付申請書がない場合は下記のURLから交付申請ページへいき、手入力で申請書IDを入力します。
②:二つの項目にチェックを入れ「確認」をタップします。
③:申請書IDを入力しますが、QRコードからサイトにアクセスした場合はすでに入力されているので入力不要です。
①:メールアドレスを入力し、画像認証を行った後「確認」をタップします。
②:入力したメールアドレス宛に「申請情報登録URLのご案内」メールが届きます。メールにあるURLをタップします。
③:案内に沿って顔写真の登録を行います。顔写真はその場で撮ることもできますし、スマートフォンの中のデータをアップロードすることもできます。
①:最後に申請者情報の入力です。
②:生年月日を入力します。最初に QR コードを読み込んで手続きを開始した場合、生年月日は自動で入力されています。
③:「電子証明書発行希望有無」はチェックを入れないように注意してください。チェックを入れるとマイナポイントがもらえなくなります。
①:「登録」をタップします。
②:登録したメールアドレス宛に申請完了メールが届きます。
③:オンライン申請後約一ヶ月で「個人番号カード交付・電子証明書発行通知書兼照会書」が役所から届きます。
あとはこの書類に必要事項(住所・氏名)を入力の上、ハガキに記載のある交付場所へ行けばマイナンバーカードが手に入ります。
子どものマイナンバーカード発行のよくある失敗
マイナンバーカード用の子どもの顔写真を失敗する
子どものマイナンバーカード発行には前述の通り子ども本人の顔写真が必要です。
子どもの写真は生まれたときからいっぱい撮ってるからたくさんあるよ!
かわいいのにしちゃおう!
かわいい写真にするのはいいんだけど、以下のポイントを守らないと写真不備により再度申請することになってしまうことがあるので注意しましょう!
・サイズ(縦4.5cm×横3.5cm)
・最近6ヶ月以内に撮影
・正面、無帽、無背景のもの
・白黒の写真でも可
顔写真は正面、無帽、無背景という点がハードルが高いかもしれません。
- 布団などの上に寝かせて撮影したりする場合⇒シーツは白など柄がないものを使用しましょう。
- 抱いて撮影する場合⇒抱いている方が写らないようにする必要があるので、白い布などをかぶって抱くと良いでしょう。
- 1人座りができる子どもの場合⇒白い壁の前に座らせて撮影しましょう。
マイナンバーカード用の顔写真では、申請者本人が正面を向いている必要があるので、カメラ目線になるようにおもちゃなどで気を引くと良くと撮影しやすいです。
4.マイナンバーカードを子どもと受け取りに行く際、持ち物を忘れる
最後に、マイナンバーカードを子どもと受け取りに行きます。
マイナンバーカードの申請を行ったあと、約1ヵ月で市区町村から交付通知書(はがき)が届きます。
15歳未満の人の人がマイナンバーカードを受け取る場合、原則として本人と法定代理人(親など)と共に在住市区町村の窓口へ行かなければなりません。
必要な持ち物は、以下のとおりです。
【持ち物】
・交付通知書
・マイナンバー通知カード(令和2年5月以前に交付を受けている方)
・子どもと親の本人確認書類
・戸籍全部事項証明書(子どもが15歳未満の場合)
子どもと親の本人確認書類
子どもと親の本人確認書類には、それぞれ以下の①から1点、または②から2点を持参する必要があります。
【①】
・住民基本台帳カード(写真付きに限る。)
・運転免許証
・運転経歴証明書(交付年月日が平成24年4月1日以降のものに限る)
・旅券(パスポート)
・身体障害者手帳
・精神障害者保健福祉手帳
・療育手帳
・在留カード
・特別永住者証明書
・一時庇護許可書
・仮滞在許可書
【②】
「氏名・生年月日」または「氏名・住所」が記載され、市区町村長が適当と認める書類
(例)健康保険証、年金手帳、社員証、学生証、学校名が記載された各種書類、医療受給者証
戸籍全部事項証明書
戸籍全部事項証明書は、子どもが15歳未満の場合に代理権の確認書類として使用されます。
ただし、子どもと親が同一世帯で、住民票で親子関係か確認できる場合は不要です。
【最大2万円付与】マイナポイント第2弾のキャンペーンに参加
こちらは冒頭で上げたマイナンバーカード発行のメリットの3番目です。
そもそも「マイナポイント事業」とは、消費の活性化とマイナンバーカードの普及を目的とした政府主導の施策で、マイナンバーカードと紐付けたキャッシュレス決済サービスを利用することで利用額の一部をポイントでもらえるキャンペーンのことです。
2023年3月31日の総務省の発表でキャンペーン期間が延長されました!
対象:2023年2月末までに申請されたマイナンバーカード
ポイントの申込締切:2023年9月末
つまり、2023年3月に生まれた子供に関しては対象外ということね!
第2弾で付与されるポイントは、マイナンバーカード登録の有無やマイナポイント申込の有無でもらえるポイント額が異なります。
自分がどのパターンに当てはまり、いくら分のポイントがもらえるか確認してみてください。
パターン①:マイナンバーカードを持っていない
マイナンバーカードを取得
⇒マイナポイントの予約・申請を行う
⇒紐づけたキャッシュレス決済で20,000円分のチャージやお買い物をする(+5,000円分還元)
⇒健康保険証としての登録(+7,500円分還元)
⇒公金受取口座の登録(+7,500円分還元)
⇒最大20,000円分還元
パターン②:マイナンバーカードを持っているが、マイナポイントを申し込んでいない
マイナポイントの予約・申請を行う
⇒紐づけたキャッシュレス決済で20,000円分のチャージやお買い物をする(+5,000円分還元)
⇒健康保険証としての登録(+7,500円分還元)
⇒公金受取口座の登録(+7,500円分還元)
⇒最大20,000円分還元
パターン③:マイナポイント第1弾に申し込んだが、20,000円分のチャージや買い物をしていない
紐づけたキャッシュレス決済で20,000円分のチャージやお買い物をする(+5,000円分還元)
⇒健康保険証としての登録(+7,500円分還元)
⇒公金受取口座の登録(+7,500円分還元)
⇒最大20,000円分還元
パターン④:マイナポイント第1弾に申し込み、20,000円分のチャージや買い物も済んでいる
健康保険証としての登録(+7,500円分還元)
⇒公金受取口座の登録+7,500円分還元)
⇒最大15,000円分還元
マイナポイントの予約・申請
マイナンバーカードを受け取ったら、まずはマイナポイントの「予約」が必要です。
「マイナポイント」のアプリを使用してスマホから予約する方法がカンタンでオススメです!
このページではスマホでの予約方法をご紹介します。
①:マイナポイントアプリをダウンロードし、「マイナポイントの予約・申込」をタップします。
②:「マイナポイントの予約(マイキーIDの発行)」をタップします。
③:「次へ進む」をタップします。
①:スマートフォンをマイナンバーカードにかざして「読み取り開始」をタップします。
②:「利用者証明パスワード」を入力します。
③:マイナンバーカードの読み取りが完了しました。
①:「発行」をタップしたらマイナポイントの予約は完了です。
②そのままマイナポイントの申込に移ることができます。「申込へ」をタップします。
③自分が使用したい決済サービスを検索します。例で三井住友カードを入れてみます。
①:キーワード検索した決済サービスがでてくるので「選択」をタップします。
②:「次へ進む」をタップします。
③:利用規約を確認した後、申込情報の入力にうつります。この画面の決済サービスIDとセキュリティーコードの指示に従って次の画面の「決済サービスID」と「セキュリティーコード」に入力します。
①:先ほどの画面の決済サービスIDとセキュリティーコードの指示に従って「決済サービスID」と「セキュリティーコード」に入力します。
②:「確認」をタップします。
③:申込情報を確認します。
①:申込情報を確認し問題なければ「OK」をタップします。
②:「利用者証明パスワード」を入力します。
③:これでマイナポイントの申込も終了しました。
【5,000円分還元】紐づけたキャッシュレス決済で20,000円分のチャージやお買い物をする
登録した決済サービスで20,000円利用、もしくはチャージすることで5000円分のポイントが付与されます。
【7,500円分還元】健康保険証としての登録
次に健康保険証の登録を行う手順を解説します。
健康保険証の登録は2021年3月から利用開始となりました。
すでに登録している方も今回のキャンペーンの対象になるとのことです。
①:「マイナポータル」アプリをダウンロードし、「ログイン」をタップします。先ほどの「マイナポイント」アプリとは別物ですのでご注意ください。
②:「ログイン」をタップします。
③:「利用者証明パスワード」を入力します。
①:スマートフォンをマイナンバーカードにかざして「読み取り開始」をタップします。
②:マイナンバーカードの読み取りを行います。
③:「マイナンバーカードの健康保険証利用申込」をタップします。
①:「同意して次へ進む」をタップします。
②:「申し込む」をタップします。
③:「利用者証明パスワード」を入力します。
①:スマートフォンをマイナンバーカードにかざして「読み取り開始」をタップします。
②:マイナンバーカードの読み取りを行います。
③:これで健康保険証としての登録は完了しました。
【7,500円分還元】公金受取口座の登録
続いて公金受取口座の登録の手順を解説します。
公金受取口座の登録は2022年3月から開始となっています。
①:「公金受取口座の登録・変更」をタップします。
②:「利用者登録/ログインして使う」をタップします。
③:「ログイン」をタップします。
①:「利用者証明パスワード」を入力します。
②:スマートフォンをマイナンバーカードにかざして「読み取り開始」をタップします。
③:マイナンバーカードの読み取りを行います。
①:マイナンバーカードの読み取りが完了しました。
②:氏名・住所の確認に移ります。「マイナンバーカードを読み取る」をタップします。
③:「利用者証明パスワード」を入力します。
①:スマートフォンをマイナンバーカードにかざして「読み取り開始」をタップします。
②:マイナンバーカードの読み取りが完了しました。
③:口座情報の確認に移ります。自分の登録情報が現状と合っているか確認します。
①:「口座情報を登録する」をタップします。
②:「次へ」をタップします。
③:本人情報の入力です。電話番号やメールアドレスを入力し「次へ」をタップします。
①:口座情報の入力です。金融機関名、支店名、口座番号を入力します。
②:「確認する」をタップします。
③:入力内容の確認を行います。
①:「次へ」をタップします。
②:利用規約を確認します。
③:「登録する」をタップし、公金受取口座の登録は完了です。
子どものマイナンバーカードでもマイナポイント獲得可能
15歳以上の未成年の分のマイナポイントは原則は子供自身が行う必要がありますが、15歳未満は親(法定代理人)が手続きをすることができます。
申請の流れは親本人の時と変わりませんが、注意点があります。
同じキャッシュレス決済事業者に複数人のマイナポイントを合算して付与することはできないため、親(法定代理人)名義の異なるキャッシュレス決済事業者を選択する必要があります。
まとめ
この記事ではマイナンバーカードを作成するメリットを「ジュニアNISAなどの投資を始める」という視点で解説し、具体的な発行手続きを画像付きで解説してきました。
マイナンバーカードができたら次は子ども名義の銀行口座の開設に移りましょう。
子どもの銀行口座に関する記事はこちらです。
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