・資産形成に興味がある
・投資の失敗談を知って反面教師にしたい
・このブログの運営者について知りたい
今でこそ笑い話だけど、客観的にみるとこのブログの運営者(私の夫)って経歴バグってる上にエピソードヤバいわよね
返す言葉がありません、、、
詳細はプロフィールをご覧ください、、、
【自己紹介】投資の失敗談!当ブログの運営者は家族持ちなのにこんな失敗をした!
この記事では私が株式投資を始めたきっかけと、現在に至るまでに犯した失敗を紹介しています。
- どんな人間が
- どんなきっかけで株に興味を持ち始め
- どんな失敗をし
- なぜ情報発信しているのか
同じように株式投資に興味を持ち始めた方が、同じような失敗をしなくても済むように失敗談を語ります。
投資に関する重要な情報はまだ出てこないので、軽い気持ちで読んでいただければ幸いです。
結婚式を辞め、仕事も辞めた
私は大学卒業後一般企業の営業職に就職しました。
色々な社会経験ができてよかった部分もある一方で、長時間労働(長い時では朝7時から朝6時まで働いていたことも、、、)などもあり
- 「こんな働き方じゃなくても同じ給料はもらえるのでは」
- 「独身の今はいいけど、結婚したら、子供が生まれたら、この働き方で家族は幸せなのか」
と考えていました。
自分の仕事が遅いから長時間労働になっているのではと自分を顧みたりもしましたが、40代の役職者も同じように長時間労働しているし、同じ部署の半数以上の社員が鬱の診断歴がありました。
それはヤバい
当の私も、営業車での運転中に赤信号を見て
「今止まらずに事故したら、仕事しなくていいんじゃないか」と思ったり、
トンネル走行中に垂直落下している感覚に陥ってハンドル操作を誤りそうになったり、、
どう考えてもおかしいだろ!!
と思い、そのほかの数々の要因もあり転職することにしました。
そしてだいぶ端折りますが、転職先には理学療法士を選び、専門学校へ入学することにしました。
一方、当時私は婚約しており、結婚式場の予約を行いデポジットの10万円も支払っていました。
妻には今でも申し訳ないと思っていますが、結婚式はキャンセルし(当然デポジットの10万円も返ってきません)、結婚も専門学校卒業まで待ってもらうことになりました。
仕事を辞めたがお金はなかった
学生にはなりましたが、お金がありませんでした。
入学金は免除になったので不要でしたが、教科書代や定期券代などはかかります。
医療系のテキストは驚くほど高額です。
サラリーマン時代は結婚資金の貯金をしていましたが、それ以外の貯金はなく、なんならリボ払いしていたこともあります。(すぐ返済しましたが)
教科書代と定期券代を払うのに結婚資金として貯金していたお金を全部使い、さらに姉からお金を借りて、姉の家に間借りしていました。
失った時間をいつか取り戻せるように資産運用の勉強を始める
3年間の専門学校生活は、ブラック社会人を経験した私にとっては時間が有り余っていました。
前述の通り、妻には本当に申し訳ないと思っていたので、卒業後、そして結婚後は、結婚を延期した3年間を取り返せるように何かできないかを考えました。
そこで考えたのが資産運用です。
社会に出た後のことを思うと、「学生の今が一番時間があるのでは?」と思い、学生の3年間で資産運用の勉強をしてみることにしました。
まずはおすすめの本を一通り読んでみることにしました。
最初に買った本は「バフェットとソロス 勝利の投資学」という本です。
最初は内容が難しかったので何回も読みました。
本が伝えたい内容をくみ取れているかはわかりませんが、
ウォーレン・バフェットとジョージ・ソロスという有名な投資家の投資哲学について書かれています。
- 投資で最重要なのは儲けることではなく、損をしないこと。
- 投資の目的は勝つことではなく、負けないこと。
- 死ぬくらいなら、逃げる。
という哲学的な部分や、ドルコスト平均法やダウの犬投資法などの手法についても書かれていました。
でも、私にとっては投資スタンスのほうが印象に残っています。
ともあれ、この本は一読の価値はあると思います。
バイト先の廃業に伴い、突然投資元金を手にする
突然バイトに話になりますが、このバイトに出会ったことによって投資元本を手に入れることになります。
日中は授業のため、夜働ける割のいいバイトを探す中で、「ビジネスホテルで18時から翌朝9時までで日給15000円」という条件のバイトを見つけました。
時給換算すると大したことはないのですが、なんと休憩が6時間あったおかげで休憩中しっかり睡眠をとることも出来ましたし、勉強することもできました。
このまま卒業までこのバイトを続けられたらと思っていましたが、働き始めて1年程度でホテルは廃業してしまいました。
会社都合の退職ということで退職金が支払われることになり100万円もらいました。
当時の私にとっては大金でしたからとにかく浮かれました(笑)
前述の通り資産運用について勉強していたこともあり、100万円から学費を払った残りで株式投資をやってみることにしました。
理由は
- 色々勉強してみたけど、やっぱりやってみないと分からないから
- 棚ぼたのお金だから元から無かったものと考えて、資産運用の勉強だと思って万が一に0になっても構わないと思えたから
です。
バイトの退職金100万使って実際に株式投資をやってみた
株式投資による利益は2種類に分類できます。
- インカムゲイン(Income Gain)は、資産を保有していることで得られる利益
- キャピタルゲイン(Capital Gain)は、資産の売却によって得られる利益
バフェットの本を読んでいたにも関わらず、浮かれていたためか、短期的な視点しか持っていなかった私はキャピタルゲインにばかりとらわれて、チャートの見方や、どうやったら市場を予測出来るかを考えていました。
しかし、株価が気になってスマホばかり見てしまう。
値動きにいちいち一喜一憂してしまう。
など、時間の無駄が多かったですし、メンタルが揺さぶられて疲れてしまいました。
あと、市場の予測は無理!
難しいというか、やり方が分からない!
それっぽいことを言っているものはたくさんありますけど、結局完全に読み切れることはないと思いました。
少なくとも私には無理だと思いました。
毎日気になってソワソワするわりに大きなお金にはならない
前述の通り、そわそわしている割に、売り時や買い時を逃すと悔しいし、売れたとしても数か月保有して数万円の利益など、時給換算したらいくらだ??というような感じでした。
まぁ投資額が100万以下なので当然といえば当然なのですが、、、
あと、そんなことも知らずに株を売買していたのかと辟易しますが、売却益の20%が税金で持っていかれ、なんで俺の金をー!!!と、とても怒った記憶があります(笑)
リベ大との出会い
学内で株株と言っていたら、当時一緒に勉強していた友人からリベ大を教えてもらいました。
リベ大とはリベラルアーツ大学というYouTubeチャンネルで現在はYouTubeチャンネル登録者数約200万人となっています。
私が教えてもらった当時はチャンネル登録者数がまだ10万人程度の時でしたが、お金にまつわる5つの力について大変有益な情報ばかりでした。
同時に、私がやっていたことは貯める力、稼ぐ力、増やす力、守る力、使う力のうちの一つ、増やす力にすぎないことを自覚しました。
それまで資産運用をとてもおおきなものとして捉えていましたが、それは増やす力に過ぎず、ほかに4つのお金にまつわる大切な力を育てなければいけないと知りました。
種銭がない私には尚更です。
元金を株式投資で増やし、結婚資金にしようとした結果コロナショック直撃
コロナショックとは、2020年に新型コロナウイルス感染症が世界的に流行し始めた2020年2月末から3月にかけて始まった世界的な株価大暴落のことです。
投資元金を株で増やして結婚資金にしようと思い、保有していた株も軒並み値下がりしました。
ツマとの間では、結婚式にかかる費用はツマが出し、私はお車代を出すということになっていましたが、そのお車代を株の売却益で拠出しようとしていたのです。
半値になってしまいました。
私はこの時何も知らずにせっせと働いて結婚資金を貯めていました
妻に告白、謝罪、そして説得
まず、株式投資をしていたこと、お車代が出せないことを謝りました。
そして今投げ売りすると損するため保有させてほしいことをお願いしました。
自分で記事を書きながら改めて思うのは自分のヤバさと妻の寛大さです。
マジでこいつヤバいと思いました
この時妻の株式投資に対する印象はただのギャンブルというイメージに近かったでしょう。
しかし、私は家計の一部を投資に回させてほしい旨をお願いしました。
妻は二つ返事で拒否することなく、まず私の話を聞いて、色々質問してくれました。
投資の必要性
まずなぜ投資をしたいのかという妻からの問いに対して、以下2つを答えました。
①資産所得の増加速度>労働所得の増加速度 だから
一つ目の答えは、資産 (資本) によって得られる富、つまり資産運用により得られる富は、労働によって得られる富よりも成長が早いからです。
言い換えれば「裕福な人 (資産を持っている人) はより裕福になり、労働でしか富を得られない人は相対的にいつまでも裕福になれない」からです。
これは21世紀の資本という本に書いてありました。
また、日本という環境に限って言えば、民間平均給料は30年前と変わりません。
日本の賃金が30年間上がっていない一方で、アメリカでは30年間で約200万上がっています。アメリカだけでなくお隣の韓国も約200万上がっています。
日本は変わらず世界が上がっているのであれば、それは相対的には低下を意味します。
さらに社会保険料は30年前から右肩上がりです。
給料が上がらない国で、世界から見たら相対的に給料は下がっていき、かつ社会保険料という支出はどんどん上がっていくのであればいつまでたっても貧乏人のままです。
そしてピケティさんの言うところの「資本によって得られる富は労働によって得られる富より成長が早い」というのが真実であれば、やらないことがすでにリスクだと考えました。
②貯金はインフレに弱いから
2つの目の答えは貯金はインフレに対して弱いからです。
インフレとは、物価が継続的に上昇する状態で、逆に言えば通貨の価値は下がります。
たとえば、りんご1個50円だったのが、翌日には100円になるという状況です。
日本でも教育費はずっとインフレしています。
通帳残高が変わらなくても、物の価値が上がれば相対的にはお金が減っていることと同じだと考えられます。
①、②の理由から、我が家に将来襲い掛かるリスクに備えるには、貯金だけでは心もとない旨を伝えました。
投資の目的
次に投資の目的は何かというツマへ以下のことを伝えました。
①自由になるため
学生時代お金がなく、寝る間も惜しんでアルバイトしていましたが、本当に不自由を感じました。
お金がないと、お金を稼ぐために時間を使わなければならないため、時間も無くなります。
これが積み重なれば、お金を稼ぐために生きる人生になるような気がして、そんな人生は絶対に嫌だと強く思いました。
自分の人生は自分が好きな人と、好きな場所に行き、好きなことをする人生にしたいと思っています。
後から知りましたが、その考えのことをFIREといいます。
FIREとはFinancial Independence, Retire Early(経済的自立と早期リタイア)のことです。
②金融資産1億円保有するため
理由の2つ目は金融資産1億円保有するためです。
これは①の「自由になるため」とほぼ同義なのですが、どうなったら自由になれるのかという具体的な数字を1億円という数字に設定しました。
なぜ1億円という数字になるかの算出方法は以下の通りです。
年間支出400万×25年=1億
です。
もとになっているのは4%ルールです。
一般的にFIREを達成するために必要な資産を考える時、目安の一つに「4%ルール」という考え方があります。
年間の生活費の25年分の資産を貯めて、その資産を年4%で運用していけば、資産を減らすことなく生活できると言われています。
③将来必要な資金の調達のため
3つ目は将来的に必要と分かっている支出に対する資金を調達するためです。
具体的には、老後資金の用意、子供の大学進学の資金準備などです。
では資金準備の手段として株式投資による運用という選択が適切なのかという問いに対しては
過去200年のうちどの20年を切り取っても資産は増えているというデータがあります。
私が定年退職するまでも、子供が大学に進学するまでも、20年以上あるため(当時子供は生まれていなかった)リスクの取り方としては妥当と判断しました。
リスク許容度の設定
とはいえ、自分たちが財産のどれくらい投資に配分できるのかを把握しなければ、不安は消えません。
ツマにはリスク許容度の範囲内で投資をすることを前提に話をしました。
そもそもリスクとは収益(リターン)の振れ幅のことですが、収益(リターン)がマイナスに振れてしまった場合、どれくらいまでならマイナスになっても受け入れることができるか、という度合いのことを「リスク許容度」といいます。
リスク許容度は、
- 年齢(時間):資金が必要な時期までに長く運用できる人の方が、損失がでたとしても、資金が必要な時期までに損失をカバーする時間があるので、リスク許容度は大きい傾向
- 家族構成:家族が少ない人は、家族が多い人に比べて支出が少ないので、投資に回せるお金が比較的多く、リスク許容度は大きい傾向
- 資産:資産規模が大きいと、投資に回せるお金が比較的多く、リスク許容度は大きい傾向
- 年収:年収が多いと、投資に回せるお金が比較的多く、リスク許容度は大きい傾向
- 性格・経験:他の要素でリスク許容度が大きくても、資産が目減りすることに抵抗感がある人等は、リスク許容度は小さい傾向
などの要素によって決まります。
我が家では全国銀行協会のHPで公開されているリスク許容度診断を利用し、資産配分について話し合いました。
結果、我が家では
- 収益性資産40%
- 安全性資産40%
- 流動性資産20%
という診断が出ました。
収益性資産とは、お金の「収益性」が高い資産、つまり、お金が増えやすい資産のことで、具体的には株式や不動産などのことを指します。
安全性資産とは、お金が「安全」である資産、つまり、お金が減らない資産のことで、具体的には債券や預金などのことを指します。
流動性資産とは、お金を資金として利用しやすい資産、つまり現金に戻しやすい資産のことで、具体的には預金などのことを指します。(株式や債券も流動性は高いですが、暴落時など投げ売りできない状況もあるので預金に比べたら低いのでは。)
当時の我が家の総資産額を100とし、それぞれの割合で運用する提案をしましたが、ツマは心配そうだったため、
- 収益性資産40%⇒40%
- 安全性資産40%⇒20%
- 流動性資産20%⇒40%
という現金を厚くする形で運用することを提案し、納得してもらえました。
私としても債権は守りの資産というイメージだったため、当時20代後半で投資期間もおそらく30年以上あることを考えると、まだ債権は必要ないかなぁという感覚だったので、折衷案としてはよいところに着地したと思っています。
つみたてNISA開始
資産の4割を収益性資産として運用していいことが決まりました。
次は何に投資し、どこで、どのように運用するかです。
結論は
- 何に:米国の株価指数に連動したファンドに
- どこで:楽天証券、SBI証券で
- どのように:NISA口座を開設して運用する
です。
なぜ米国の株価指数に連動したファンド(投資信託)か=なぜインデックス投資か
投資信託とは
ファンドとは「多数の投資家から集められた資金を一つにまとめ、基金にして収益を還元する仕組み」のことです。
一方、投資信託とは「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品である」とされています。
ざっくり投資信託≒ファンドと考えています。
投資信託を選んだ理由
さて、なぜ投資信託かという問いに対する回答は、
・分散投資ができ、リスク分散できるから
例えば、「S&P500という指数に連動するファンドを買う」ということは、「米国で時価総額の大きい主要500社の株価を加重平均し、指数化したものに連動する投資信託を買う」ということであり、一つの投資信託を買うことで米国の500社に分散投資ができるイメージになります。
1社への集中投資の場合、その1社の株価が暴落したら我が家の資産も暴落してしまいますが、500社に分散していればそういったリスクを抑えられます。
・個別に株を購入する知識と時間とお金がないから
個別に株を買うには投資対象の会社について、過去の業績(売上高の推移、一株当たり利益の推移、営業利益率、自己資本比率、営業活動によるキャッシュフロー、一株当たり配当金、配当性向など)、現在の業績などを調べる必要がありますが、投資を始めたての私にこれらすべて、ましてや分散のため複数企業の上記情報を調べるには、知識も時間もありません。
また、個別に買おうとするとお金が足りなくて買えません。
例えば日本の個別株だと一回の買い注文は100株からの購入になることことが多いです。(SBIネオモバイル証券などの一部証券会社では1株から買えます)
その場合1株1万円の株を購入するのに100株からの購入だと100万円必要になります。
かつ、それを分散のため複数の株を購入するとなると莫大な元本がないとできないため、我が家では不可能だと考えました。
以上の理由から投資信託を選択しました。
米国の株価指数に連動した投資信託を選んだ理由
株価指数とは日経平均株価、TOPIX、S&P500、ダウ平均などのことで、各取引所や特定の銘柄群などの値動きを表しています。
例えば日経平均株価は日本経済新聞社が東証一部上場企業の中から選んだ225社の平均株価の推移を表す指数です。
では、なぜ指数に連動した投資信託を買うのかです。
指数に連動する投資信託のことをインデックス(=指数)ファンドといいます。
一方で、インデックス投資に勝つことを目指したファンドをアクティブファンドといいます。
投資期間が長くなればなるほど、アクティブファンドはインデックスファンドに勝ちにくいといわれています。(以下参照)
https://www.spglobal.com/spdji/jp/documents/spiva/spiva-japan-mid-year-2017-jpn.pdf
我が家の投資目的は死ぬまでに必要な金額を稼ぎ切って自由になることですが、勝つことではなく負けないことという哲学もあること、リスク許容度を守った投資をするという誓いから、長期投資になります。
長期投資ということはインデックスファンドが適していると考えました。
次に、なぜ米国の株価指数かです。
そもそもインデックス投資の投資対象のざっくりとした全体像は以下の通りです。
全世界株投資:投資対象⇒先進国から開発途上国を含む全世界の株式
日本株式(TOPIX型):投資対象⇒東証株価指数に連動
日本株式(日経平均型):投資対象⇒東証一部上場企業のうち代表的な225社の平均株価指数と連動
先進国株式:投資対象⇒先進国の株式
※ただし先進国の定義は曖昧で、MSCIコクサイ・インデックスという、多くの投資信託が先進国株の目安としている株価指数によると先進国はアメリカ、イギリス、カナダ、フランスなどの23か国を指します。
新興国株式:投資対象⇒新興国の株式
※新興国の定義も曖昧ですが、MSCI新興国株価指数によると新興国は中国、韓国、台湾、ロシア、インド、ブラジルなどの26か国を指します。
日本債券:投資対象⇒日本の債券
先進国債券:投資対象⇒先進国の債券
新興国債券:投資対象⇒新興国の債券
日本リート:投資対象⇒日本の不動産
先進国リート:投資対象⇒先進国の不動産
上記の主要資産の過去の値動きは以下の通りです。先進国株式は約3倍に上昇しています。
先進国株の内訳をみてみると以下のとおりになっています。
米国株:約70%
イギリス:6%
カナダ:4%
ドイツ:3%
スイス:3%
オーストラリア:3%
その他:9%
上記の通り先進国株の大半を米国の株式が占めており、さらに米国株式単体と、先進国株を比較すると米国株式のほうがわずかに成績がよいです。
言い換えれば米国株の成績がほかの先進国株に足を引っ張られる形になっているのが先進国株とも見られます。以下参考です。
足を引っ張られるという表現は米国がその他の国より成長している今だからこそいえる表現ですが、逆になる可能性もあります。
リスク分散という意味では米国以外にも投資対象を広げたほうがいいかとも考えましたが、リスク=値動きの幅ということを考えれば、我が家では長期投資を前提としているため、時間的分散をしており、米国株式単体といえど、米国企業はグローバル企業も多いことを考えるとわざわざ成績を下げる低成長の国も含む先進国株式や全世界株式よりも米国単体でもいいのではないかと考えました。
資産運用はまずNISA口座で
最後に、なぜNISA口座で運用するかについてです。
株式売買をする口座には、一般口座、特定口座、NISA口座があり、これらの違いは株式投資の利益に対する税金の申告や徴収方法の違いです。
一般口座:損益計算を自分で行い、納税を確定申告で行う必要がある
特定口座(源泉徴収あり):証券会社が損益計算を行い、納税は源泉徴収で行われる
NISA口座:少額投資非課税制度が提要される口座で積立NISAの場合年間40万を上限とし、最長20年間非課税で運用可能。
以下参考です。
前述の税金20%もっていかれることを知らずにショックを受けた私ですので、迷うことなくNISA口座で運用することを決めました。
ちなみに、積立NISAのほかにNISAもありますが、NISAは年間120万円を5年間運用可能であり、長期投資を前提としている我が家には積立NISAのほうが向いているかなと思い、NISAは利用しませんでした。
さらにちなむと、NISAはロールオーバー可能ですが、つみたてNISAはロールオーバー不可です。つみたてNISAもロールオーバー可になってくれればいいのに、、、
なぜ楽天証券、SBI証券か
さて、これで米国インデックスファンドをつみたてNISAで運用することは決まりました。
次はどの証券会社で証券口座を開設するかです。
開設を検討するにあたって、対面の証券会社かネット証券かが大きな選択肢としてあります。
調べた結果、ざっくり以下のような特徴がありました。
対面:投資情報の収集や銘柄選択、注文作業を証券会社の担当者が行う。手数料が高い。
ネット:投資情報の収集や銘柄選択、注文作業を自分で行う。手数料が安い。
手数料とは、株取引に対する取引手数料のことです。
個別株を購入したり、売買を頻繁に行う人は、それだけ取引のタイミングが大事になったりするかもしれないので、対面でもいいかもしれませんが、我が家は前述の通り米国インデックスファンドに積立NISAで投資することが決まっていますので、営業マンからアドバイスを受けることも今のところないですし、手数料が安いほうがいいためネット証券にしました。
では、ネット証券でどこにするかです。
ネット証券にはSBI証券
手数料の中にも、国内株式取引手数料、米国株式取引手数料などで違いがあります。
我が家は投資信託を購入する方針ですので、投資信託の手数料で比較することにしました。
投資信託の手数料は、販売手数料、信託報酬、信託財産留保額の3種類があります。
そもそも投資信託という商品は運用会社で作られ、販売会社で販売され、集められたお金は信託銀行で保管されます。
電力が発電部門、送配電部門、小売部門に分かれている構図と少し似ている気がしますね。
つまり、同じ運用会社が運用しているとしても、購入する販売会社によって手数料が違うということです。
投資信託の手数料のうち、販売手数料は購入時に購入金額の何%かを販売会社に支払うことになります。
信託報酬は投資信託を持っている期間毎年支払い続ける手数料です。
保有している投資信託の額×信託報酬(何%)
であり、運用会社・信託銀行・販売会社で山分けされます。
これらのことから、まずは投資先(運用会社と投資商品)を決めて、その商品を最も低い手数料で販売している販売会社で口座開設をするのがよいと考えました。
投資商品は前述の米国インデックスファンドで、具体的には
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
という、三菱UFJ国際投信という運用会社が運用している投資信託の購入を検討しました。
まずは販売手数料です。ソースは以下の通りです。
上記の通り、販売手数料はどこも0でした。コスト0で投資ができるなんてすごいですね!
ただこれでは比較にならないので、次は信託報酬です。
調べていくうちにわかったのですが、信託報酬は投資信託によって異なるものであり、販売会社ごとで異なるものではないようです。
つまり同じ商品を買うのであればどこで買っても同じということです。
つまり、販売手数料も信託報酬も差がないということです。
いよいよ何をもってネット証券を選べばいいかわからなくなってきましたので、下記サイトを参考にしました。
IPO実績と投資信託の本数、外国株の取り扱いに関してはSBI証券
長期投資が前提なので今後別の投資信託に切り替える場合や、色々な可能性も考えられるので、この2社で口座開設することにしました。
なぜ2社かというと、これもリスク分散のためです。
証券会社が仮に倒産した場合、1000万円までは補償されます。
1億の資産を1社で運用しており、その1社が倒産した場合9000万は返ってこないわけです。
もちろん我が家には1億どころか1000万の資産もありませんが、将来のためです。
また、今後各社のサービスが変わっていくと思いますが、いいものを利用しながら資産形成するためにも、各社のサービスを比較する必要があります。
比較するという意味でも2社で口座開設することにしました。
ただ口座開設するのはもったいない
結論を言うと我が家は損してしまったので、(厳密にいうと損ではないのですが、得し損ねてしまったので)読者の方はそうならないようにという老婆心でお話しておきます。
ポイントサイトをご存じでしょうか。
以下記事で詳細を解説しています。
ポイントサイトでSBI証券
やり方も簡単で、ポイントサイトを経由してSBI証券
私が口座開設したときはポイントサイトの存在を知らなかったため、キャンペーンによるポイントが得られませんでした。
お小遣い月1万円の私にとっては、10000円分のポイント(2023年2月現在)はでかかった、、、、
まとめ
我が家が株式投資を始めたきっかけと、何を、どのように始めたのか、なぜそれを選んだのかを書いてきました。
同じように資産運用を考えている方が同じような心配をせずに済むよう作成したのがロードマップです。
こちらの記事が将来を真剣に考え、投資を始めようとする方の参考になればうれしいです。
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