・パワハラ、セクハラ、マタハラ、パタハラなどハラスメントに悩んでいる
・ハラスメントの証拠をつかむために録音アプリを探している
・相手にばれにくい録音アプリを知りたい
【バレない録音アプリ】バックグラウンド録音機能のアプリ12個を徹底比較
ハラスメント行為は、他の人が見ていたり、録音がされているような場所で行われることは少なく、実際にパワハラの被害にあっていたとしても証拠がなく「言った言わない論」になりがちです。
私の場合は育休取得の際に録音アプリを使用しましたが、最終的には穏便に事が進み音声を使わずに済みました!
男性の育休についてはこちらの記事で解説しています。
そこで、事実としての録音という行為は有効な手立てとなるでしょう。
しかし、その録音の方法にも注意が必要です。
なぜなら、録音の方法を間違えてしまうと、場合によっては自分が損害を受けることもあるからです。
この記事では、ハラスメントへの対抗手段としての録音の方法と注意点を事例と一緒にご紹介します。
また、パワハラ、セクハラのある職場からはさっさと退職してしまうというのも一つの選択肢です。
こちらの記事ではおすすめ退職サービスについて徹底的に比較、解説しています。
ハラスメントの対抗措置としての録音は違法ではない?
ハラスメントは、
- 再現性が無く
- その場限りのもので
- かつ、予告なく突然起こったりする
という特徴から、証拠となりうるものが得づらいのが実情です。
そこでハラスメントを受けた側ができる手立ての一つが録音です。
ハラスメントへの対抗措置だとしても勝手に会話を録音しても良いの?
結論、録音してもいいです。
一部の会社では、録音行為が禁止されている場合もありますが、就業規則で録音行為が禁止されていたとしても、裁判では通らないことがほとんどのようです。
40代の女性がJPモルガン・チェース銀行を不当解雇で訴えた裁判。同行は秘密録音を解雇理由の一つとしたが、東京高裁は2017年の判決で「秘密録音は銀行の行動規範に反するが、事情を踏まえれば解雇理由とまではいえない」との判断を支持、解雇を無効とした。
-参照:日本経済新聞 パワハラ証明に「秘密録音」企業は制止できず より-
録音の手段
録音の手段①ボイスレコーダー
録音をする際にボイスレコーダーを使うのは注意が必要です。
なぜなら、ボイスレコーダーが職場においてある時点で録音しているということが分かってしまうからです。
パワハラのやりとりを自衛目的で録音することは罪に問われませんが、状況を間違えてしまうと会社から処分を受けてしまう可能性があります。
最近では、超小型のボイスレコーダーやペン型の物も登場しています。
職場へのスマホの持ち込みが制限されている場合には、こちらの方が良いでしょう。
価格、ばれにくさ(光ったり音がなったりしない)、録音時間、充電方式などを比較した結果おすすめは以下の商品です。
録音の手段②スマホアプリ
ペン型を除くボイスレコーダーはあまりにも不自然で、録音していることがばれる可能性が高いため、スマートフォンの録音アプリがおすすめです。
アプリの選び方の条件は以下の通りです。
- 録音していることが相手にばれない
- ポケットの中でも起動できる
- 起動していることがばれない
- スリープ画面でも録音を継続できる
ハラスメントの言質を取るのであれば、相手にばれてはいけないですし、突然起こるハラスメントの現場で迅速にアプリを起動させる必要があります。
では、どのアプリがおすすめなのでしょうか。
【比較表】相手にばれない録音アプリおすすめ12選
アプリを選ぶ基準として、今回最も重要視したのが「ばれにくさ」です。
録音アプリには、録音することを公にすることを前提としたアプリもありますが(仕事でのメモ代わり、歌や演奏を録音してフィードバックにするなど)、今回はハラスメント対策を目的にしているため、「ばれにくさ」を基準にしました。
そのため、「バックグラウンド録音」を搭載していないアプリは選外としました。
バックグラウンド録音ってどんな機能?
バックグラウンド録音とは、ホーム画面や別のアプリを使っているときや、スマートフォンがスリープ状態のときでも、録音を継続する機能です。
録音アプリを起動して、起動画面にしておかないと録音できないのでは、相手に録音していることがばれてしまう可能性が高いため、バックグラウンド録音は必須です。
そのうえでおすすめは以下の表の通りです!
バックグラウンド 録音 | 料金 | 録音中の ロック画面 | 操作性 | appstore 評価数 | |
ボイスメモ (Apple) | 可 | 無料 | ばれやすい | 簡単 | 840 |
(Kohei YASUI) | PCM録音可 | 無料 | ばれにくい | 簡単 | 5.8万 |
(Studio Zebra) | ボイスレコーダー – 高音質ボイスメモ&録音 可 | 無料 | ばれにくい | 簡単 | 3.3万 |
(ALON Software) | ディクタフォン可 | 無料 | ばれにくい | 簡単 | 5602 |
Notta 音声の録音と文字起こし・AI音声認識アプリ (Langogo Technology Co., Ltd.) | 可 | 無料 | ばれにくい | 単純な録音アプリよりは操作性は落ちる | 文字起こしなどの他の機能が多いため、4679 |
iRecorder Pro (SIMPLETOUCH LLC) | 可 | 有料 | ばれやすい | 簡単 | 427 |
簡単ボイスレコーダー (Digipom Inc.) | 可 | 無料 | ばれやすい | 簡単 | 367 |
シンプル多重録音!EasyMixRecorder (Naoto Sasaki) | 可 | 無料 | ばれにくい | 簡単 | 192 |
PCM録音pro (Kohei YASUI) | 可 | 有料 | ばれにくい | 簡単 | 38 |
QuickVoice Recorder (nFinity Inc) | 可 | 無料 | ばれにくい | 簡単 | 17 |
Rynx. lite (ICT Fractal Inc.) | 可 | 無料 | ばれやすい | やや使いにくい | インターフェースはおしゃれだが6 |
Rynx (ICT Fractal Inc.) | 可 | 有料 | ばれやすい | やや使いにくい | インターフェースはおしゃれだが3 |
相手にばれないおすすめ録音アプリ
上の表の結果からおすすめするアプリは
- PCM録音(Kohei YASUI)
- ボイスレコーダー – 高音質ボイスメモ&録音 (Studio Zebra)
- ディクタフォン(ALON Software)
の3つです。
おすすめ理由①ロック画面でのばれにくさ
いずれもバックグラウンド録音機能があるのは当然ですが、「ロック画面でのばれにくさ」が優れています。
例えば、iPhoneに最初から搭載されている「ボイスメモ」と「PCM録音」のロック画面を比べると以下の画像のようになります。
見てわかる通り、右画像のボイスメモのロック画面は録音していることが分かりやすい一方、
- PCM録音(Kohei YASUI)
- ボイスレコーダー – 高音質ボイスメモ&録音 (Studio Zebra)
- ディクタフォン(ALON Software)
のアプリはいずれも左画像のように単なるホーム画面が見えます。
これなら万が一録音中にホーム画面を見られても録音しているとは思われにくいわね!
おすすめ理由②操作の簡単さ
また、操作性も単純でないと、いざという時に素早くアプリを起動させられず、証拠を取り損ねる可能性があります。
その点、PCM録音をはじめとするこれらのアプリはアプリを起動させるとボタンが表示され、そのボタンを押すのみで録音を開始することが出来ます。
これならアプリを起動させたらすぐに録音できそうね!
おすすめ理由③利用者の多さ
おすすめ理由3つ目は利用者の多さです。
いずれのアプリも2024年3月現在でappstoreの評価は5000を超えており、ユーザーが多い分ユーザーからの声を機能改善につなげてアップデートされています。
また、ユーザーが多いことで使い方の解説なども検索すれば数多く出てくるため、操作性は簡単なので必要ないとは思いますが使い方の調べやすさという点でも他のアプリに比べ優れていると言えます。
これらのアプリはいずれも無料ですので、すべて実際に使ってみて使いやすいものを利用すればいいかと思います。
録音アプリ×背面タップ機能でさらにばれにくくする方法
iPhoneでは「背面タップ」という機能があります。これは、iPhoneの後ろ側を指で「トントンッ」と叩くと、あらかじめ設定しておいた機能が使える機能です。
この機能のすばらしいところは、iPhoneの画面を見なくても操作ができるところです。
例えば「iPhoneの背面を2回たたいたら、すぐに録音を開始する」という機能を設定した場合、防犯に役立てることができるでしょう。
ただし、背面タップだけで録音の開始までできるのはApple純正の「ボイスメモ」だけです。
他のアプリでは背面タップではアプリの起動はできるものの、録音の開始は画面上で操作しなければなりません。
ばれにくさで考えればPCM録音などのアプリだけど、
背面タップですぐに録音できるメリットを優先するならボイスメモが良いってことね!
背面タップの設定方法
背面タップの設定をご紹介します。
1.まずは設定アプリを開いて「アクセシビリティ」→「タッチ」→「背面タップ」と進みます。
2.「ダブルタップ」「トリプルタップ」で、それぞれ別の機能を割り当てることができます。割り当てる機能は、あらかじめ用意されている機能を使うこともできますし、ショートカットアプリで作成した自作のショートカットを設定することもできます。
最初の状態では録音は背面タップの選択肢にないため、ショートカットを作成します。
録音するためのショートカットの設定手順(ボイスメモの場合)
即座にボイスメモが起動し、そのまま録音が開始するためのショートカット設定です。
普通は「アプリを立ち上げる→録音開始ボタンを押す」という手順が必要ですが、このショートカットは即座に録音を開始できます。
ショートカットアプリはこちらのアプリです。
1.ショートカットアプリの新規作成画面を開いたら、「アクションを追加」をタップします。
2.「アプリ」からボイスメモを選択し、「録音を作成」を選択します。
3.「録音の名前」をタップし、「現在の日付」がファイル名になるように設定します。これで完了です。
4.ショートカットアプリのトップには先ほどまではなかった「録音を作成」というショートカットが出来ています。背面タップの画面にも「録音を作成」というショートカットが追加されているので、それを選択し、背面タップを実際にやってみて録音が開始されれば完成です。
録音するためのショートカットの設定手順(PCM録音などの場合)
続いて、ボイスメモ以外の純正ではない録音アプリのショートカットを作成する方法です。
1.ショートカットアプリの新規作成画面を開いたら、「アクションを追加」をタップします。
2.「スクリプティング」から「アプリを開く」をタップします。
録音アプリ(画像ではPCM録音を使用中)を入力し、完了をタップするとショートカットの画面に「アプリを開く」という項目が追加されています。
作成したショートカットを背面タップに設定しよう
それでは最後に、背面タップで先ほどのショートカットを利用できるように設定していきます。
1.上述した「背面タップ」の設定画面から、ダブルタップまたはトリプルタップを選択。一覧の下の方に、作成したショートカットが並んでいますので、先ほど作ったものをタップします。
これで完了です。以降は、iPhoneの背面を2回・3回たたくと、録音アプリが起動します。
ただし、録音アプリは起動するだけで録音の開始には、画面上で録音開始ボタンをタップしなければなりません。
まとめ
この記事では、ハラスメント対策のためのバレない録音方法について解説しました。
本来であれば、こんな方法を知らなくてもいいに越したことはないのですが、自分の身を守るためにやむを得ないケースもあるかと思います。
私自身は育休取得にあたって、いざという時のために紹介した方法で録音しましたが、幸いにも録音を使って相手を訴えることはありませんでした。
男性の育休についてはこちらの記事で詳細に紹介していますのでよろしければご覧ください。
また、パワハラ、セクハラのある職場からはさっさと退職してしまうというのも一つの選択肢です。
こちらの記事ではおすすめ退職サービスについて徹底的に比較、解説しています。
また、子育て世帯の方向けに以下の記事も掲載しています。
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